海沿いを歩きながら、ふと顔を上げれば駿河湾のきらめき。
振り返れば富士山がどっしりとそびえていて、潮の香りと波の音がずっとついてくる——
そんな贅沢なハイキングコースが西伊豆にはあります。
その名も 「西伊豆ジオトレイル」
北は大瀬崎、南は松崎町まで、海沿いに点在する11の西伊豆歩道をつないで歩く約53kmの海岸ハイク。
堂ヶ島でのトンボロ現象や、黄金色に輝く夕陽、奇岩や断崖など、
歩けば歩くほど「海ってこんなに表情があるの?」と驚く景色が続きます。
「気軽に歩ける遊歩道」から、「アップダウンのある本格トレイル」まで難易度も幅広く、
セクションハイクでも、通しでも楽しめるのが大きな魅力。
西伊豆の町をめぐりながら、地元名物や温泉、足湯、キャンプも一緒に楽しめる——
そんな旅歩きができるのが、このコースです。
「海を眺めながら歩く旅、行ってみたいな」
そう思った方へ、このページでは おすすめの歩き方、アクセス、補給、宿泊、コースの特徴 をまとめました
西伊豆ジオトレイル(仮)とは
北は大瀬崎から南は松崎町までの区間にある10の西伊豆歩道を県道と国道を歩いて繋げたハイキングコースの総称です
コースの特徴
- 絶景の海岸線:
駿河湾の美しい景色を眺めながら歩けるコースが多く、天候の良い日には富士山や南アルプスまで一望できるスポットがあります
- ジオサイトの宝庫:
コース沿いには、海底火山の噴出物による断崖や奇岩、潮が引くと島まで歩いて渡れる「トンボロ現象」で知られる三四郎島など、伊豆半島ジオパークの貴重な地形を観察できる場所が多く点在しています
- 多様なコース構成:
全体で11のコースに分かれており、比較的平坦で気軽に散策できる「遊歩道」的なコースから、アップダウンのある本格的な「トレイル」まで、難易度はさまざまです
アクセス
大瀬崎
沼津駅▶江梨(乗車時間80分) 13:30,14:30,15:30
江梨▶沼津(乗車時間80分) 6:33,9:29,15:01,16:01,17:01
沼津まで(から)歩くと20kmあります
松崎町
伊豆箱根鉄道 修善寺駅▶松崎バス停(乗車時間90分) 7:15,8:20,9:30,11:20
または伊豆急下田駅▶松崎小学校前バス停(乗車時間48分)
Northbound(北上)かSouthbound(南下)か?
どちらの向きでも楽しめるけど、スタート時間の早さが快適さのカギ。
バスの本数が少ない区間があるので、より早く歩き出せる方向を選ぶのが◎。
さらに、観光や温泉、食事も楽しみたいなら Southbound(松崎 → 土肥)がおすすめ。
堂ヶ島で洞窟クルーズ、松崎で足湯、海鮮など「寄り道の幸せ」を詰め込みやすいコース。
セクションで歩くときの区切りポイント
区間距離はざっくりこんなイメージ:
全体のほぼ真ん中に位置するのが土肥。
さらに修善寺へのアクセスも良いので、
「松崎 ~ 土肥」で区切るのがいちばんバランス良く歩けると思います。
11のコースからなる西伊豆歩道
大瀬崎コース
井田コース
戸田コース
舟山コース
小土肥コース
通り崎コース
丸山コース
廻り崎コース
今山コース
灯明台コース
堂ヶ島歩道
合計10の遊歩道がありその遊歩道と舗装路を繋げて歩くとおおよそ53kmです
*大瀬崎は公共機関の交通手段がないので江梨バス停まで歩く必要があります(およそ3kmほど
運行ダイア本数もすごく少ないので注意が必要です

*参考データ 松崎町~大瀬崎まで ヤマレコの山行計画より引用
ハイキングコース周辺の観光スポット・名物など

有名どころと名物をピックアップ
コース上のものとコースから離れているもの両方入れてます
トンボロとは:潮が引いて普段海に沈んでいる瀬が現れて普段歩けないところを歩けるようになる現象で堂ヶ島近くの瀬浜で三四郎島まで陸つながりになる
見れる条件は潮位が30㎝以下、主に「3月~9月頃の大潮付近」かつ「干潮時刻の前後1時間ぐらい」らしい
10~2月の大潮は日中に大きく潮が引かないとか
ところてん
?となると思いますが黒蜜でいただくスイーツ的な味わいはなかなかです
文より映像の方が美味しそうに見えると思うので。。。
夕陽
おそらくどこから見ても最高だと思います

宇久須海岸の夕陽

小土肥海岸の夕陽
宿泊・水場
宿泊
伊豆にはキャンプ禁止期間と禁止されている海岸もあります
設定期間:6月~9月
区間内で禁止されていなくて使えそうな場所は土肥の海岸線ですね
キャンプ場
*コースから外れている、利用料金が5,000円を超える施設は除外しています
水場
沢などがあまりないので水場は期待できません
堂ヶ島、土肥、戸田周辺には公衆トイレがあるので浄水して利用するか公道も歩くので自動販売機での補給もありだとおもいます
補給
コンビニ

要所にコンビニがあります
ザンネンながらローソンは1店舗もありません
行動食の補給は比較的容易だと思います
ドラッグストア
土肥 ウェルシア、ココカラファイン
スーパー
土肥 マックスバリューエクスプレス

「ないものはない」と開き直ったキャッチコピーがおもしろい地元のスーパーに寄ってみるのもありかも(笑
勝手にオススメプラン
ここからは私が勝手にオススメするセクションプランです
倒木とかが普通にあるコースは歩きたくない方にはおすすめしません
1.土肥温泉▶松崎町
温泉に入るなら逆順もいいと思います
southboundを推す理由として
堂ヶ島に余裕を持って到着して洞窟クルーズや堂ヶ島食堂を堪能する
松崎町で足湯に入ったり長八記念館などを見る
などプチ観光も取り込めるからです(笑
▪️1日目
1日目は通り崎コース▶︎丸山コース▶︎廻り崎コースを歩いて宇久須キャンプ場
およそ13kmのハイキング


トレイルヘッド・エンドポイントの土肥温泉バス停
バス停は松原公園内にあって足湯もあります

海岸線は野営もできそうなロケーション
ここは野営禁止エリアになっていない海岸なので禁止期間以外は野営OK
通り崎コース



そこそこ整備されているコース
この道は国道が整備される前の主要道だったらしい
丸山コース


途中丸山公園付近を通るので寄り道してもいいかも
天城山が見えるポイントがあるのもムネアツ
ベンチがあるところは草が生えまくり
廻り崎コース

廻り崎コースに入る少し前に味千というお店があって関東ではあまり口にできなキビナゴの寿司を提供しているお店があります
テイクアウトもできる
*2024.12月現在 休業しているようだけど再開したら立ち寄ってみるのもいいかも




廻り崎は通称恋人岬と言われていて周辺はボードウォーク?が楽しい
恋人岬手前には不動滝という小さめだけどきれいな滝もビューポイント
宇久須キャンプ場(泊
※黄金崎にもキャンプ場があるのですが近くはないけどコンビニもあるのでロケーション的にこちらがオススメ

小鯵鮨という地元名物の寿司を提供しているお店もあります
*2025年秋に確認したところ閉業してしまったようです
八起鮨というお店でこあじ鮨は食べられるようです

宇久須海岸からの夕陽は最高
▪️2日目
2日目は黄金崎遊歩道▶今山コース▶燈明崎コース▶堂ヶ島遊歩道からの松崎町までのおよそ23km
南に向かいコースアウトして黄金崎へ
クリスタルパークが目印
黄金崎遊歩道
西伊豆歩道ではないけど馬ロックと呼ばれる奇岩や富士山ビュースポットがあって歩いて損はないと思うコース


今山コース



コース名称の今山のピークは行かず巻いて歩くコース
小さな造船所があったりする
このセクションの中で荒れてるコースな気もする
序盤に富士見展望台があって空がクリアだときれいに見えるらしい
灯明ヶ崎コース
今山コースの起終点の大田子バス停からさほど歩かず起終点の田子バス停に着く
潔いキャッチコピーが目に止まってしまう地元のスーパーサンフレッシュ
補給に使ってもいいかと
ないものはないけど笑



南の起終点近くでは晴れていればキラキラな海が出迎えてくれる
トンボロ現象を見る

堂ヶ島の手前の瀬島海岸で見られる現象
干潮時間の1時間前後で10~2月以外の大潮のときに水位が下がって沖の三四郎島まで歩いていける現象
2回歩いているけどタイミングが合わなくて道が開けない^^;
堂ヶ島
天気が良ければ洞窟クルーズがオススメ
天窓洞は上から見るより中から見た方が迫力がある
上から注ぐ陽の光で海面がキラキラしてエメラルドブルーに見えてとても幻想的
海鮮はもちろん美味しいし西伊豆B級グルメのしおかつおうどんも絶品
定食や麺類をオーダーすると西伊豆名物のところてんも食べ放題
オススメは松崎町までにしてるけど時間によってはここをゴールにしてもいいかと




堂ヶ島を後にして松崎町へ
途中に駿河湾を眺めながら入れる露天風呂沢田温泉があったり
松崎町には足湯もあって旅の疲れを癒やしてくれる
町には江戸時代の左官工”長八”が施工に関わったとされるお寺があって長八とその弟子が造った作品を見ることができる
また松崎町名産の川海苔を使ったコロッケや桜の葉を用いたあんぱんなどの銘店もあるので時間があればゆっくり巡るのもいいと思う


2.大瀬崎▶土肥温泉
距離的には1日で歩けないこともない距離なんだけど沼津と大瀬崎のアクセスが悪くてどうしても2泊3日必要になる
1のセクションと比べてメンテナンスが最近されていないコースが多く倒木、荒れた道が苦手な方にはおすすめできません
NorthboundとSouthboundですが土肥をスタートできる時間にもよりますけど
8時スタートが無理なら大瀬崎から歩くほうがいいと思います
1日目
大瀬崎




大瀬崎周辺は西伊豆歩道のコースにはなっていませんけど
駿河湾越しの富士山や神池やビャクシンの樹林などビュースポットも多いのでぜひ
南下の場合は大瀬崎テント村で1泊がベターです
大瀬崎には飲食店はありましたが(平日の営業は怪しい)食料品店はないので買い忘れは沼津で済ませておくといいと思います
■2日目
大瀬崎コース

ロードとオフロードのミックスコース
眺望はなく樹林の中を歩く感じです

井田コース手前で県道越しに富士山が望めます
井田コース




県道を歩きながら4つの遊歩道を繋ぐコース
途中にみかんの無人販売所があったり富士山のビュースポットがあったり変化のあるコースです
アブラギリコースはあまり人が歩いていない印象で南下で歩く場合一部不明瞭なところもあります
戸田コース



このコースは南下して歩く場合取り付きが分かりにくい印象です
目印は海竹山竹ストア(閉業)の建物を左折して道標に従いながら道なりに行くと取り付きにたどり着けます
また戸田にある道の駅くるら戸田は少し歩きますがキンメコロッケバーガーなどの軽食もあるので立ち寄りポイントです
舟山コース


あくまでも自分の印象ですが。。。
おすすめ2のコースの中でいちばん荒れている印象です
東屋もあるし歩きやすい箇所もあるんですけどね^^;
小土肥コース




距離も短く比較的歩きやすいコースですが時折出てくる石のタイル風な道が落ち葉がつもり滑りやすくなっている箇所だけ注意です
土肥海岸に出るとまちの温泉施設って印象の弁天の湯がおすすめ
少し熱めのお湯ですが旅の疲れを癒やしてくれること間違いなし(笑
温泉だけで定番のコーヒー牛乳などが置いてないのが残念


夕陽を見ながら土肥温泉まで歩くのもいいポイント
土肥温泉から修善寺駅へのバスは
16:50、17:50、18:30
時間が余ったら土肥金山や松原公園付近に飲食店もあるのでいいと思います